世界のブックデザイン2021-22
2022年2月にドイツ・ライプチヒで開催された「世界で最も美しい本2022コンクール」の受賞図書とともに、日本の「第55回造本装幀コンクール」をはじめ、ドイツ、オーストリア、オランダ、フランス、カナダ、中国で開催された各国コンクールの受賞図書約160点を展示します。昨年は、審査員が対面で討議することが叶わなかった「世界で最も美しい本コンクール」でしたが、今年はほぼ例年どおりの方法で開催されました。ただ、物流の停滞で、残念ながら本の送付が間に合わなかった国があるなど、各所にパンデミックの影響が残るなかでの開催でした。各国のコンクール受賞図書からは、こうした状況下でオブジェクトとしての本を探究していくことの意義を再確認でき、さらに電子書籍が定着した今だからこそ、本に関わる人々の紙の本に対する品質と創造性を追求する姿勢が、ますます強固になっていることが感じられます。
今回も展示風景とともに作品解説を動画で配信する予定です。スピーカーや配信の開始等の情報は、当館ホームページでお知らせします(6/13以降に配信予定)。
※発行部数が少ない等の理由で入手困難な本があるため、入賞作すべての展示ではありません。
※展示書籍の状態等を考慮し、お手にとれる本を限定しております。